2008年9月 4日 (木)

臨時の鮎釣り9/4

 【 この1匹に会うために、増水と濁りの中で頑張りました。 】Photo

 昨日は流されて亡くなった人も出て、九頭龍川は大荒れでした。どれくらい川が回復しているか、オトリ屋さんに電話してみた。少し増水で、濁りがあるということでした。釣っている人はたくさんいるようなので、私も行くことにした。10~20cmほど増水で、白っぽい濁りだった。飯島も北島も、岸寄りで釣り人の列ができている。流芯には立ち込める状況ではない。吉波の瀬の左岸から入川した。今日は久しぶりに、養殖のオトリ鮎でスタートとなる。先ずはオトリ鮎確保が必要なので、ブロック下流の淀みでねばってみると、パラパラと野鮎が背掛りで上がって来た。3匹ゲットしたので、流芯にも竿を出そうとするが、流れがきついので流されてしまう。

 【 泥被りの石についた野鮎の喰み跡。川は回復中…。 】Photo_4 

 流芯にも鮎はいるようだが、粘土質の濁りのせいで、鮎の視覚が利かないみたいだ。岸寄りの少し浅いところでは、しっかりとした追いがあった。瀬尻まで来て、流芯に竿を伸ばしていると、下流側に撮影の団体がやって来た。もし流されると、彼らの邪魔になるので仕方なく一度瀬頭に戻った。今度は最初から、流芯に竿を出しながら、吉波の瀬を釣り下った。口掛りだが、24cmの野鮎が掛った。こんな増水でも、鮎達は流芯の石垢を喰んでいるようだ。結局今日は、吉波の瀬を左岸側で、行ったり来たりの釣りになった。全く予定のなかった今日の釣りでしたが、釣果は20~24cmを8匹でした。

 【 上から順に下流から見た北島方面、吉波の瀬頭、飯島。】 Photo Photo_2 Photo_3

  今日釣れた鮎は、写真で見ても解るように 、若干尾ひれが大きい。 今までの琵琶湖産の鮎と異なっているように見える。九頭龍には大きく分けると、3種類の鮎がいる。早く下る(産卵行動に入る)順に言うと、琵琶湖産の放流鮎、中間育成されて放流された鮎、それに天然遡上の鮎。下る時期は私の経験や下流でコロ釣りをやっている人の話などに由ると、琵琶湖産が9月上旬、中間育成が10月上旬、天然遡上が11月上旬となっているが、そのときの川の状況によって、多少のずれがある。今年の鮎は成育がほぼ順調に進んでいたので、琵琶湖産の鮎はもう下って産卵してもおかしくない。今度の増水と低水温は下る条件を十分に満たしていると思う。海への適応能力がないので、稚魚は死滅する悲しい運命を持っている鮎達です…。

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2008年8月31日 (日)

26cmの子持ち鮎8/31

 【 吉波の瀬。今日の水位では、右岸から流芯へは無理。 】 Photo

 今日の九頭龍川は、昨日の増水と茶色の濁りは治まっていた。ほぼ平水で、濁りはあるが笹濁り状態です。鳴鹿堰堤上流の飯島橋の上流にある、通称 『 吉波の瀬 』 に着いたのは、午前11時頃でした。左岸には岸寄りに釣り人の列、右岸は釣り下る人が3人ほどいた。私は最初は右岸から釣り下った。流れがきついのと、濁りが濃いので釣り難い。瀬頭でいきなり良型がヒット!でもその後掛った2匹の大鮎は、手元まで寄せたがバレてしまった。少し下ると、今日の水位では流芯には竿は出せないことが解った。軽く流して瀬尻まで行く。ここのブロック周りで、入れ掛りになった。今日は釣り人が多く、下流のザラ瀬は身動きできないほどです。一度車に戻って、休憩と昼食を摂った。

 【 左岸から流芯に竿を伸ばすと、26cmの子持ち鮎が!】26_2

 左岸が空いてきたので、ぎりぎりまで立ちこんでみた。それでも流芯のポイントには届かない。仕方がないので、泳がせの要領で、オトリを送り出してやる。覚えのある大石の前で、重い当りがあった。ずしりと重いわりには、早く寄ってくる。浅瀬に誘い込んで取り込むと、致命傷ではないが胸に針掛りしていた。お腹の膨らんだメスの鮎だった。今度の増水で26cmまで大きくなっていた。私が鮎釣りを始めた頃は、こんな卵を持った大鮎が、友釣りで釣れるなんて知らなかった。10月頃下流の産卵場で、コロ釣りでしか釣れないものと思っていました。でもこうして、友釣りを究めて行くと 『 友釣りで子持ち鮎を釣る 』 ことが出来るのですね。

 【 今日の釣果。26cmを釣ると、25cmが小さく見える。】Photo_2

 夕方は例によって、岸寄りで良型の入れ掛りがあった。ブロックの下流側で25cmも取り込んだ。26cmを見たせいか、25cmは心なしか小さく見える。オトリに使ってみたが、やはり今の吉波の最大級の鮎なのか、野鮎が追わない。もう日暮れは早く、他の釣り人も帰り支度を始めている。この時期、琵琶湖産の放流鮎は落ち鮎となって下る(産卵行動に入る)ことがある。増水や低水温などの条件が揃えば、いつの間にかいなくなることがある。でも今回の増水では、鮎は下らずに残っているようです。次の私の釣行は、1週間後の9月7日(日)になる。オトリ用の鮎は残さずに、釣った鮎は全部〆て持ち帰った。明日から1週間、きつい仕事があるので早めに切り上げて帰路についた。

 【 県連盟の競技会があった谷口と、飯島のオトリ屋前。 】Photo_3 Photo_4

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2008年8月30日 (土)

8/28~30の鮎釣り

● 8月28日(木)平水で濁り無し。午後4時から5時半までで、  20~22cmを8匹。九頭龍川上流の奥越地方で、局地的な  大雨(60mm)が降って、午後6時ごろには急な50cmの増   水、真っ茶色の濁りになった。

● 8月29日(金)増水と濁り。仕事もあって釣行できなかった。

● 8月30日(土)50cm増水で茶色の濁り。午後4時から5時   までで、20cmを1匹のみ。

 【 8/28は丁度1パック分の鮎が釣れた。でも急な増水…!】Photo_2

 仕事が一段落したので、夕方の釣りに行った。吉波の瀬には5人ほどしか釣り人がいなかった。もう遅いので、帰ったのかも知れない。瀬頭でポツポツと掛けていると、ゴミが次々と流れて来る。その後は少しずつ増水し、濁りも出てきた。上流の大野や勝山で大雨が降ったのだ。1時間の降雨量は60mmに達したとのことだ。興ざめもいいところで、直ぐ納竿とした。次のオトリ用に3匹浸け置きして、残りは持って帰る。丁度1パック分になった。

 【 8/30は川に着くと同時に増水した。増水直前の飯島。 】Photo_3

 土曜日は午前中の仕事ですが、今日は遅くまで残ってやることがあった。急いで九頭龍川にやって来て、あまり川の様子は考えずに竿を出した。でもこのときには既に増水していたようです。50cmの増水で、茶色の濁りです。オトリ屋さんによると、それまでは10cmの増水で薄い笹濁りだったそうです。3匹掛けて、1匹だけ取り込むことができた。この鮎を使って、明日の釣りができる。今日も次の日の、オトリ鮎獲りが主目的です。ちなみに、今日の夕方この北島にいたのは、私一人だけでした。否が応でも 『 何故、私はここにいるのか? 』 と自問自答してしまいます。

【 次の写真は順に、貴重な1匹,増水後の北島,吉波,濁り。】Photo_4 Photo_5 Photo_6 Photo_7

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2008年8月27日 (水)

大鮎釣りの真骨頂8/27

 【 今日の釣果。今年の集大成とも言うべき鮎釣りでした。 】Photo

 朝9時自宅を出発した。今日は気温は上がり、30度を超えそうだ。晴れたり曇ったりのまずまずの天気です。九頭龍川は減水で、水は透明で綺麗です。鳴鹿堰堤上流の吉波の左岸に着いたのは10時頃でした。左岸側に駐車して、そこから入川した。吉波の瀬はとても不気味な表情をしていた。流芯や岸寄りに竿を出している人には釣れていない。上流の栃原辺りで、時折岸寄りの人に掛るが、とても小さい鮎だ。たくさんの鮎が居るはずなのに、まったくその気配がない。川全体が不気味な静寂に包まれているようだ。ほとんどの釣り人は静かにオトリ鮎を泳がせているが、まるで人形みたいにその姿にも活気がない。

 【 喰み跡は小型から大型の鮎まで吉波の全域にあった。】Photo_2

 とりあえず、左岸側を釣り下る。流芯には他の人が立ちこんでいるので、岸寄りを釣り下る。私にも彼等にも、当たりがない。減水していて、何処にでも立ち込めるのですが、何処に竿をだしても野鮎が掛る気配がない。『 なにかおかしい。 』 それが何なのか良く解らないまま、1匹も掛らず下り終えた。瀬尻のブロックの際より少し下流側で、やっと23cmの鮎が背掛りでゲット。でも、後の大鮎釣りのため引船に入れておく。一度釣り下った人達が、再度瀬頭に戻って竿を出している。彼らも必ず釣れるはずだと思っているのだろう。仕方がないので、オトリ鮎を一旦引船にしまった。空いている右岸に渡り、瀬頭まで歩いて行く。どうして今日の吉波の瀬では、野鮎が掛らないのだろう?

【 やはり流芯にいた大鮎。背中の古傷は一度釣られた跡。】Photo_4

  左岸には団体の釣り人が一列になって竿を出しているが、右岸には二人釣り人がいる。一人は今から吉波の瀬を釣り下ろうとしていて、もう一人は上流の栃原のトロ場にいる。でも下ろうとする機会を窺っている。私はこの二人の間に割り込んで、一緒に釣り下ることにした。先に行く人がゆっくりしているので、私にはパラパラとオトリサイズが掛る。でもこの鮎では、大鮎釣りは無理だろう。ブロックの際の大石にオトリ鮎を入れると 『 フッ! 』 と0.3号のメタルラインが切れた!仮に傷があったとしても、重い衝撃がかかったはずだ…。私の頭の中にはそのときの様子がイメージできた。大鮎が掛り、その衝撃で切れたのだ。昨日の2号のハリス切れと同じだ。大鮎はやはり、この吉波の瀬の中にいる!

 【 24cm以上は7匹で、全て吉波の瀬の流芯で掛った。 】Photo_5

 左岸の釣り人達はもう下流のザラ瀬に行ってしまった。オトリ鮎が弱って使えなくなったのだろう。あれだけ長く、瀬の中で泳がせておくのは無理だ。右岸にいた先行者も、分流に急いで移動して行った。栃原にいた釣り人は小型鮎を釣っていて、こちらには直ぐ来そうにない。 『 さあ、今から大鮎釣りの開始だ! 』 さっき釣った23cmの鮎に鼻環を通して、瀬に送り出す。3号のオモリも用を成さないぐらい元気に瀬を泳いで行く。大石周りで必ず、強く重たい引きがある。引抜は無理なので寄せて取り込む。この繰り返しで息もつけない釣りとなった。瀬尻まで釣り下る間に、どれだけの時間が経ったのだろう。他の人達が立ち去るまでじっと待っていた私だったが、このときばかりは我を忘れて釣りまくった。

【 今日の私の釣りを静かに見ていた、右岸にそびえる鷲ヶ岳。】Photo_6

 常連の釣り師が口をそろえて 『 今日は駄目だった。 』 と言っていた。私も最初は敗北を認めようかとも考えたほどでした。そんな中でも、今日も吉波の瀬で大鮎釣りができた。解禁当初からここ吉波の瀬に通い続けてきた甲斐があった。今年吉波の瀬で、850匹の鮎を釣り上げた私だからこそできた釣りだった。この吉波の瀬はサイズこそ例年より一回り小さいが、今年も九頭龍の大鮎を育ててくれた。その恵に、とても感謝している。私は仕事の関係で、平日の鮎釣りは今日が最後となる。明日からはサンデー釣り師に戻らなくてはいけない。今日は平日の一日の釣りとしては最後になった。今年の夏の 『 吉波の瀬釣り 』 の集大成に相応しい鮎釣りができた。

 【 今日の飯島橋から下流を見た風景。釣り人は少ない。 Photo_4 Photo_5

 1枚目と2枚目の写真は、朝10時ごろ撮影したものです。減水していて、ここの流れも不気味な静けさを漂わせている。一番下の3枚目の写真は夕方6時頃のものです。釣り人がブロックの上から、絞込みに竿を出している。掛ったらどうして取り込むつもりだろう…?危険な行為で真似はできない!今日は夕方家が留守になるので、午後5時ごろ釣りを終えた。私だけでなく皆さんも、夕方6時ごろはまだ釣りを続けておられるのですね…。

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2008年8月26日 (火)

大鮎中毒の鮎釣り8/26

 【 吉波の瀬では必ず釣れるようになった25cmの大鮎。】25

 昨日の釣りで腰を痛めた。ブロックの下流側から上流側に、無理に移動したときに痛めたものです。そのときは少し違和感があった程度だったが、ウエットスーツを脱いだとき 『 またやってしまった。 』 と後悔した。家に帰る頃は、立ち居振る舞いもままならない最悪の事態になってしまった。肘も痛くなってきたし、握力も減ってきた。それでも今日は朝9時に家を出て、九頭龍川鳴鹿堰堤上流の北島へ向かった。まるで九頭龍の大鮎に招かれているかのように、私の頭の中は大鮎以外は何もない状態です。丸太が掛ったような重い当りと、その後の引きは一生忘れられない感触です。頭の中が真っ白になりながら、必死で取り込みます。大鮎を手にしたとき、欲深い私は次の獲物を求めて辺りを見渡します。そんな私は、ほとんど中毒状態です。

 【 右岸にある鷲ヶ岳(中央)も低い雲に見え隠れしていた。】Photo

 気温は昨日より少し高いが、水は冷たい。ほぼ平水で、透明な水でした。でも曇り空のせいか、今日もここ 『 吉波の瀬 』 は難しそうな表情をしていた。釣り人は疎らにいる程度で、瀬の流芯に竿を出す人が一人いたが、全く掛らず1時間ほどで帰っていった。多分オトリ鮎が駄目になったのだろう。吉波の瀬の流芯には大鮎が居て、釣るのは難しい。坂東島と同じで、余程しっかりしたオトリ鮎で臨まなくては釣れない難物です。流芯に居た人が引き上げるのを確認してから、瀬頭から釣り下った。流芯には左岸からしか竿は出せないので、もちろん私は左岸側を選んだ。直ぐオトリサイズをゲットして、少しずつ型の良い鮎を釣り上げていく、ベストな釣りになった。瀬尻近くに来たら、今日最高の引きがあって、取り込むと25cmあった。

 【 大鮎中毒者には数は期待できない。一日で15匹…。 】Photo_2

 一度車に戻って、オトリに使えない大きい鮎を、オトリ缶に入れた。腹掛りした3匹はクーラーに入れた。昼食を摂っている間に、腰痛のことを思い出した。ウエットスーツがコルセットの役をしていたようだ。気が付いてみると、やはり腰が痛い。これは生前、父親の介護をやっていたときに痛めたものです。それ以来、事あるごとにやってくる持病です。でも瀬に立ち込んでいるとき腰痛を忘れていたのは、ほとんど大鮎中毒になっていたのでしょうね。早々と食事を終えて、休む間もなく次の釣りに向かう。今度は右岸側に移動して、瀬に潜む大鮎を狙う。でもなかなか流芯には竿は届かず、掛るのは中型だった。瀬尻まで来たので、再度左岸から攻めることにした。

 【 今日の朝9時半頃の飯島堰堤。ここも釣り人は少ない。】Photo_3

 岸寄りは他の釣り人が釣って行った後なので、いきなり流芯に竿を出す。大鮎は直ぐ掛るが、取り込みが大変です。強引に引き抜こうとすると、バレてしまいます。そのパワーは想像を絶するものがあります。これこそ九頭龍川の鮎のパワーです。地元のフナヤ釣具店では、オリジナルの竿を作って販売している。ほとんどが超硬竿です。九頭龍の大鮎に対峙するには、こうした硬くパワーのある竿でないと引き抜きはできない。私の竿は引抜荒瀬で、胴部分が少し柔らかい。25cmを瀬で引き抜く硬さはない。寄せて取り込む方法で、今日の大鮎は仕留めた。限界になるまでこの竿を使うつもりですが、例年のように超硬竿の出番がそのうちやって来ると思います。

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2008年8月25日 (月)

寒さを感じた鮎釣り8/25

 【 朝11時頃の飯島堰堤。ここも人が少なく閑散としている。】Photo_5 

 今日はどんよりとした曇り空で、気温も23度までしか上がらず、9月下旬並みの気候でした。水温も22度で、とても冷たく感じられます。最初は半袖ウエットだったが、昼食後は長袖ウエットにした。それでも寒さを感じるほどだった。釣果も伸びず、苦しい鮎釣りでした。今までが順調だったのかも知れませんが、今年初めて敗北感で一杯になりながらの納竿でした。水況はけっして悪くはなかったのですが…。最初増水で、後から減水でした。水の色は透明で、濁りはありません。緑藻も全くなく、野鮎の喰み跡は至る所にあります。それでも今日の吉波はとても難しそうな雰囲気でした。

 【 平日なのに釣り人の数は少なく、閑散とした北島地区。 】Photo_2

 朝は家族の病院への送り迎えで、出発は午前10時半頃だった。オトリ屋さんは、釣れる日と釣れない日があるようだ、と言っていた。昨日までの私は、常に釣れていたように思う。吉波の左岸に着くと、帰る人もあって閑散としていた。岸寄りで小型が上がっている程度だった。川の中に立ち込んで、竿を出す人はほとんどいなかった。一度長袖ウエットを着たが、暑苦しいのでいつもの半袖にした。とりあえず、左岸の岸寄りから竿を出す。私の上下に釣り人がいたので、このまま中に進んで行って右岸に渡ることにした。増水と言っても、歩いて渡河できる水位です。いつも言うように、これが九頭龍川の平水だと思います。

 【 縄張り鮎の喰み跡。こんな喰み跡は吉波の全域にある。】Photo_3

 右岸に渡って、そのまま右岸を釣り下る。流芯に竿を出すとパラパラと良型鮎が掛る。でもいつもと違って、数が出ない。川底をえぐるような流れの筋で、石垢を喰むしぐさをオトリ鮎にさせると、大型がヒットする。やはり全ての石に縄張り鮎は付いているのだ。ただ、今日は追いが極端に悪いのだ。多分低水温のせいかも知れない。あるいは、放流鮎でなく、天然遡上の鮎が付いているのかも知れない。この鮎は釣るのがとても難しい。昔の職漁師をして 『 一日20匹も釣れれば良い方だ。 』 と言わせた難物です。実際に小型だが3匹釣れていた。瀬尻まで来て、一度車に戻る。腹掛りの2匹をクーラーに入れ、食事を摂った。いつもと違うのは水温が低いだけなのに、今日の釣りは難しい!

【 今日の11~17時までの釣果。24~25cmが3匹いるが…】825

  食後の釣りは、全く展望もないまま始まった。右岸にも左岸にも釣り人が点在している。中央に立ち込む人はいない。とりあえず左岸に空いている場所を見つけて竿を出す。いつもは追いがあった場所でも、まったく追いがない。瀬尻まで来て、流芯に出していた竿を操作して、大石の周りをぐるっとオトリ鮎を泳がせると、大型がヒットする。昔の職漁師が難しいと言っていたことが少し解るような気がする。瀬頭まで戻って、中央にあるブロックに移動する。オトリ鮎を横に泳がせると、今日一番の引きがある。長い間やり取りをして引き抜く。オトリ鮎と並んで大鮎が仕掛にぶら下がっている。よく見ると、逆針が大鮎の背中に掛っている。

【 吉波の瀬の中央で掛った25cm。小さい逆針で引き抜く!】Photo_4

 終盤の大鮎には、逆に小さい針の方が良いと言う人がいた。半信半疑で聞いていて、今まで試したこともなかった。でもこうして逆針で大鮎が釣れると、そのことを認めざるを得ない。皮が硬くなっているのと、用心深い大鮎には見え難いからだろう…?オトリ鮎に困ったのも、今日の釣りでした。大鮎釣りもいいが、オトリ鮎の確保も考えないと釣りが続けられない。夕方トロ場でオトリ鮎をゆっくり引いていると、団扇で扇ぐような感触が伝わった。オトリ鮎を調べて確認してみると、掛け針が2号のハリスごと無くなっていた。九頭龍川には大鮎釣り師を魅了してやまないものがある。いずれにしても、明日からの九頭龍川の鮎釣りは、苦戦を強いられそうだ。

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2008年8月24日 (日)

燈篭流しの日に鮎釣り8/24

 【 大燈篭流しのイベントが、永平寺の河川敷で行われた。】Photo

 今日は毎年恒例となった、『 大燈篭流し 』 の日です。天候が心配されたが、雨も降らず涼しい夕方になった。写真は夕方6時半頃のものです。このイベントの後、永平寺の僧侶達の読経があって 、幻想的な燈篭流しでクライマックスに達する。オトリ屋さんは、北島三郎が来たときには見に行ったのですが、今日は高台の家から見物していた。このイベントがあると、上流の方で鮎が良く釣れると言う人がいたが本当だろうか?それはそうとして、今日も私は良く釣れた。日曜日で人も多かった割には大漁でした。

 【 私が入川した北島地区には、多勢の釣り人がいた。 】Photo_2

 朝10時頃、谷口の横を車で通過した。係りの人達はイベントの準備で忙しそうだった。日曜日ということで、ここ谷口には珍しく釣り人が多かった。オトリ屋さんの話では、昨日は風が強くて、釣りはできなかったようです。九頭龍川鳴鹿堰堤上流の水況は、10cmほどの増水で、薄い笹濁りでした。飯島の堰堤では、右岸の分流に、一列になって竿を出していた。水量が多くて、本流に立ち込めないのだ。九頭龍川の元気な鮎達は、水量が多いときほど本流の流芯にいる。そのような行動をとるのは、石垢だけのことではないような気がする。

 【 今日の飯島の釣り場。絞り込みに竿を出す人もいた。 】Photo_8

 いつもの吉波の瀬頭辺りの、左岸に駐車した。とりあえず左岸の辺地から、竿を出す。岸寄りの鮎はもうほとんど釣りきられていると思ってよい。少しずつ沖目に移動してみると、きつい流れで野鮎が掛ってくる。パラパラとオトリサイズの鮎を掛けていると、昼食を摂りに釣り人達が引き上げていく。流芯に縦に並んだブロックに移動した。左右上下に竿を出して、周りの鮎を釣っていく。一通り釣りきると、早目に食事を終えた人達が戻ってきた。ここ吉波の瀬の流芯に竿を出すのには、左岸が良いようなので、左岸側に移動した。

【 新しい喰み跡は何処にでもあって、鮎は沢山いるようだ。】Photo_4

  左岸から竿を出して、次々と大鮎を掛けて取り込んでいく。案の定、上流で見ていた数人の釣り人がやって来て、右岸側から流芯に竿を出し始めた。激流の中での大鮎の取り込みは格闘になる。周りで見ていると、派手なパフォーマンスに見える。私と同じように大鮎を求めている人は、必ず私の近くにやって来る。私一人の川でないので、諦めるしかない。瀬尻まで釣り下って、一度車に戻った。3匹のオトリ用の鮎を引船に残して、後はオトリ缶に入れて浸け置きした。河原でゆっくり昼食を摂った。今日もいつの間にか平水に戻っていて、水も透明に近くなっていた。

 【 今日の釣果。小型は釣らず大型ばかり狙った結果…。】Photo_5

 昼飯が済んで他の釣り人の動きを見ると、左岸に数人の常連さん達が入っている。多分先程の私の釣りを見ていたのだろう。右岸にいた釣り人は、強い流れに押されるように、下流に行ってしまった。私の次の釣りは決まった!下にいる釣り人に断って、右岸に泳いで渡る。瀬頭から釣り下る。瀬尻まで行って、再び瀬頭に戻った。今度は上流側の栃原のトロ場方向にゆっくり釣り上がる。太陽はまだ30度の高度にあるが、雲に隠れているので暗くなってきた。こうなると、大鮎たちは安心して、岸寄りに居付き始める。それを狙っている者がここにいる。

 【 日曜日の今日も、終わってみれば満足の釣りでした。 】Photo_6 

 ここ北島地区には、もう誰も居なくなった。そろそろ納竿の時間だ。今日は曇りの天気予報だった。でも時々陽も差す天気で、川にいると涼しく感じる。半袖ウエットだったが、明日からは長袖にしないと身体が冷えるかも知れない。高温の日が続いたせいか、釣れている鮎はまだ若々しい。毎年永平寺の大燈篭流しの頃には、鮎も卵を持ち始める。サイズも27、28cmが釣れていた。昨年は、尺も上がっていたほどです。でも今年は、鮎の数は多いがサイズが若干小さいと思う。燈篭流しは、亡くなった人の御霊を黄泉の国へと送る行事です。九頭龍川の鮎釣りも、一つの節目を迎えます。

 【 朝10時ごろの谷口左岸。準備中の横で釣り人も多い。】 Photo_7

 今日のタックルと仕掛

竿:がまかつの引抜荒瀬9.0m 道糸:ナイロン1.2号     水中糸:メタル0.25号 つまみ糸(鼻環周り):ナイロン1.5号 ハリス:2.0号 掛け針:10号3本錨

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2008年8月22日 (金)

今季最高の鮎釣り8/22

 【 水の引き際が良いという定説通り、今日は良く釣れた。 】822

 午前10時ごろ九頭龍川鳴鹿堰堤上流の釣り場に着いた。増水10cmほどで、中位の笹濁りだった。ここ北島最下流の吉波の瀬には、8人ほどしか釣り人はいなかった。左岸から入川した。右岸に泳いで渡れないことはないが、無理はせず左岸の瀬頭から釣り始める。ほとんど動かずに2匹ゲット。私の上下に人がいるが、彼らには針掛りしていないようだ。場所移動ができないので、流芯にあるブロックの下に立ち込んだ。左右交互に竿を出して、入れ掛りになった。下にいた釣り人が、ようやく下り始めた。増水時にはここの流芯には、左岸からの方が攻めやすい。私も少しずつ、流芯に竿を出しながら左岸を釣り下る。今日は流芯に必ず大鮎が居ると、信じているからだ。

 【 流芯の大石の下で、私の読み通りに掛った25cmの鮎。】Photo

 なかなか当りがないが、辛抱して釣り下る。大石の下でオトリ鮎が不自然な動きを始めた。流下したゴミでも掛ったような手応えが伝わってくる。そのままにして、我慢する。まだ完全に針掛りしでないのだ!5秒ほど経ってから、竿を立てて合わせた。あっと言う間に、右岸の方へ横泳ぎする。彼等大鮎にとっては、この吉波の瀬を横切るのは簡単なことだ。まず、横の動きを封じる。今度は下流に走るのを制する。今年新調したこの竿は27cmまで引き抜きができる竿です。オトリ鮎が浮いて来たのを確認して、浮かせる為に上方に起こす。掛り鮎の全身が見えてから、九頭龍返しをきめて、取り込み成功。ここ吉波の瀬では増水時に大鮎は流芯の大石に付くという、私の読みは正しかった。

 【 今度の増水と濁りで、緑藻はほとんど流下したようだ。】Photo_2

 あれだけ悩まされた流芯の緑藻は、完全に無くなっていた。でも岸寄りの石には早速、次の緑藻は生えだしている。今度の増水と濁りで、一度川は綺麗になった感じだ。20匹ほど釣ったので、休憩にした。今日はオトリ缶に慎重に入れた。元気の良いオトリ用の鮎3匹だけ引船に入れた。気温は30度あるようだが、空気は乾燥していて気持ちが良い。体感温度はかなり低く、過ごしやすい一日だ。食事をしながら気がついたが、いつのまにか平水に戻って、濁りもほとんど無くなっている。水が引いたのだ。後半の釣りは、きっと楽勝だろう。次は釣り人の少ない右岸でやることも、休憩中に川の様子を見ながら確認しておいた。

 【 釣果もそうだが、気分的にも今季最高の鮎釣りだった。 】822_2 

 瀬尻で右岸に渡り釣り上がる。流芯には竿を出してみるが掛らない。一歩岸寄りで良く掛る。水況の変化で、鮎は落ち着かないのだろう。瀬頭の緩い流れで、今日2回目の入れ掛りになる。夕方5時半頃まで、ここで釣りまくった。流芯に竿を出してみたが、小型が掛る。平水に戻ると、岸寄りの緩い流れに、中型や大型の鮎達は集まって来る。吉波の瀬では25cmまでは確認できている。それ以上は、喰み跡をみてもまだ居ないようだ。昨日は強風と増水・濁りで釣りは中止となった。私にとって、久しぶりの休息の一日となった。明日も親戚の法事で、釣りはできない。今日の釣りは、それらを補うのに十分な Souvenir 鮎釣りになった。

【 朝10時頃の飯島。増水・濁りで岸寄りで竿を出していた。】Photo_3

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2008年8月20日 (水)

10号激流針にチェンジ8/20

 【 飯島堰堤付近。増水と笹濁りで流芯に竿が出せない。 】Photo

 午前11時頃の九頭龍川鳴鹿堰堤上流は、水位は昨日のままだが、濁りは濃い笹濁りに変わっていた。 オトリ屋さんも10cm増水していると言っていたが、私としてはこれが平水だと思う。私が着いたとき吉波の瀬には、左岸に2人右岸に1人しか釣り人がいなかった。吉波の瀬では今日のような平水だと、流芯には竿は出せない。左岸の瀬頭から入川したが、濁りの中でもパラパラと良型鮎が掛る。掛るのは20~22cmの鮎ばかりで、大鮎は姿を見せない。きっと流芯の馬の背や、大石の後ろの淀みに居るのだろう。無理をすれば流芯に竿を出せないことはないが、無理はよそう…。中型の鮎だが引きは強く、流れに乗ると上がってこない。針が開いてバレてしまう。いよいよ10号激流針の出番だ!

 【 今日の釣果。一度オトリ缶に入れたとき蓋が開いた! 】Photo_4 

 瀬尻まで釣り下って、一度オトリ缶に入れた。ところが蓋が開いてしまって、何匹かが逃げて行った。気を取り直して、もう一度瀬頭まで河原を歩いて行く。焦ると良くないことは解っていても、初歩的なミスをしてしまう。G-HARD10号針を外して、10号激流針(太軸針)に取り替える。この針は、私の最終兵器です。九頭龍川の終盤の大鮎達を仕留めてきた実績があります。今年も今日から使うことになりました。後半の釣りも、流芯には竿は出さず、むしろ岸寄りで釣りを続けた。岸寄りのテトラの下流の淀みで入れ掛りになった。きつい流れを嫌ってここに集まっていたのだ。私の家にお客さんがきているので、早めに納竿にして引き上げた。今日は晴天で、秋風のような涼しい風が吹く九頭龍川でした。

 【 大鮎は出ないが、22cmまでの良型鮎。ロスを挽回!】Photo_3

 九頭龍川は山から一気に海に下る、日本を代表する川です。明治時代に九頭龍川の改修工事のために視察に訪れたオランダ人技師は 『 これは川でなく滝だ! 』 と言った。いくつかの堰堤がそれを証明している。川全体の傾斜がきつく、それが髙い水圧となっている。こうした押しの強い九頭龍川で育った鮎は、増水した流れで、更に力強くなります。そんな鮎達に絶対的な信頼がおける針、それがこの10号激流針です。野鮎をがっちり抱え込んで、取り込みまでしっかりキープしてくれます。それに今日も1件あったのですが、オトリ鮎が取り込み最中に外れてしまいます。九頭龍川では、フック式鼻環が必要だと言われています。私はこのフック式が苦手なので、固いチタン製鼻環を使います

 【 九頭龍の大鮎に使う10号激流針とチタン製丸型鼻環。 】Photo

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2008年8月19日 (火)

川が急変した鮎釣り8/19

 【 今日も第1投目で針掛りした大鮎。この後、川が急変! 】1

 鳴鹿堰堤上流の北島で、竿を出したのは午後2時頃でした。薄い笹濁りで、少し増水して平水にもどったような九頭龍川でした。これならば十分に、流芯に竿を出せる。腰まで立ち込んで、流芯の大石にオトリ鮎を入れる。ガツンという強い当りと重い引きで、掛り鮎が走る。手に持っている竿は、尺鮎の走りをも止められる竿なので、野鮎の動きを制する。浮いてきたところを九頭龍返しで引き抜く。腰網に納まったのは、写真の24cmの鮎だった。ここ吉波の瀬では、もう標準的なサイズになりつつある。ほぼ同じポイントで、23cmの鮎を1匹追加した。その後数歩下って竿を出そうとしたら、危うく流されそうになった。しっかりと足で踏み止まって、次のポイントを探しみる。でも何かおかしい…?

【 気がついたら増水と茶色の濁りになっていた北島の釣り場。】Photo

 野鮎のポイントのことばかり考えていたが、あっと言う間に増水と茶色の濁り水になっていた。もう瀬に立ち込むこともできない。岸寄りにもどっても、腰までの水位がある。水圧に押されるように下流に釣り下る。もちろん釣りどころではなくなっていた。一度河原を歩いて、上流に戻った。増水時のポイントを探っていって、2匹の鮎を追加した。後でニュースで知ったのだが、私が釣りを始めた頃、上流で局地的な大雨(30mm)があったようだ。もう納竿にして帰ることや、しばらく様子を見ることなど、いろんな対応が頭を過ぎる。今日釣りに来たことすら後悔し始めた。こうなったら、もう止めるしかない。他に6人いた釣り人達も、全員退散した。

 【 もう少し早く来ていたら…、運が悪かったと諦めよう。 】Photo_2

 今日の天気予報は、午後の方が降水確率が高かった。福井市内では朝から激しく雨が降るが、直ぐ止んでしまう。自宅の横を流れる用水を見ると、水量は多目だが濁りはない。家族の病院への送り迎えを済ませて、とりあえず鳴鹿堰堤上流へ向かった。いつもは慎重な判断をするオトリ屋さんも 『 今日は釣りができる 』 と言っていた。そのときの水量はほぼ平水になっていた。私にとって丁度良い水位だ。他の釣り人は敬遠する荒瀬釣りができる。心躍る思いで、北島下流の吉波の左岸へと向かった。左岸に4人、右岸に4人の釣り人がいる。こんなときにこそ、私は大釣りを目論みます。でも今日の誤算は、上流域での局地的な大雨でした。

【 今日の飯島の釣り場。北島も同じように閑散としていた。】   Photo_3

 今も福井市内は、断続的に激しい雨が降っている。もしこれと同じ雨が、九頭龍川上流で降っているのなら、明日の鮎釣りは止めた方が良いだろう。今日の増水や濁り以上のときでも、鮎釣りをやってきた私です。むしろそういう時ほど、他の釣り人がいないので、やりやすかったぐらいです。台風の強風のときでも、引抜荒瀬8.1mの竿で釣りまくったこともありました。この 『 吉波の瀬の釣り 』 は、いろんな状況の中で経験してきたつもりです。他の釣り人が、尻込みするようなときに、私一人で竿をだしてきました。でも今日のような急変する水況のときには、鮎も私も定まった動きができません。流れて来る大量のゴミも、釣りの障害になります。九頭龍の鮎釣りは諦めるしかないのです…。

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