2009年11月 1日 (日)

紅葉の森へ11/1

【 雨が降る前の午前中に、奥越の山に行って来ました。 】Photo

 朝は暖かく、明るい太陽も照っていました。でも今日の天気は、昼から寒冷前線が通過して崩れる予報です。雨が降ったら引き返すつもりで、奥越の山へ出かけました。朝遅く家を出たので、山道を歩き始めたのは午前11時頃でした。最近は仕事が忙しく、戸外に出る余裕もない毎日です。インドアの生活が続いていたので 『 山の空気を吸う、紅葉を見る、健康ウォーキング、気分転換 … 』 等、いろんなことで自分を理論武装しての山行きです。リュックを背負って歩き始めると、少しずつ日常とは違ったアウトドアの私が現れてくるのを感じます。Photo_2

 午後から天気が崩れてくるせいか、他の登山者はまったくいません。登山道には、たくさんの落ち葉が敷き詰められています。でも木々の紅葉は、まだ完全には落葉してないようです。ナラの木、栃の木、そしてブナの木と現れてきます。幹の太さも徐々に大きくなってきます。秋の森のなかでは、ブナの木が一番好きです。福井のブナは 『 白ブナ 』 で、今頃の木肌は鮭鱒の婚姻色に似ています。森の中に分け入るにつれて、頭の中は空っぽになって武装解除されていきます。インドアとアウトドアの違った私がいて、山道を歩きながら変身していきます。Photo_3

 お昼12時を過ぎたころから、黒い雲が山頂から現れてきました。 『 山の天気は変わりやすい 』 という言葉が、頭に浮かんできます。引き返す心の準備は、すでに出来ていた。遠くの空まで、黒くなってきている。そろそろ来るかなと思っていると、パラパラと大粒の雨が降ってきた。汗ばむような暖かい山の空気でしたが、雨と一緒に冷やっとする風も吹いてきた。リュックから雨具を出して着ようかどうか迷ったが、このまま雨に打たれていたかったのでそのまましばらく歩き続けた。アウトドアの中での自分を、持ち続けたかったのかも知れない。

 【 白黒の横縞の綺麗なヘビの子供です。何という名前?】Photo_5

 雨が激しくなってきたので、 『 もう限界かな… 』 と思ってUターンした。びしょ濡れになってきたが、かたくなに雨具を拒否し続ける私でした。山からエネルギーをもらうのが、今日の登山の目的です。降ってくる雨すらも、身体一杯に受け止めて帰りたい気分だった。舗装された林道に出て歩いていると、15cmほどの生後1年以内の子供のヘビに出会った。白黒の横縞模様で、初めて見るヘビでした。三角形の頭を持ち上げてコブラみたいに威嚇している様は、明らかに毒をもっていることを暗示しています。2

 自分でも調べてみますが、何と言う名前のヘビか、ご存じの方がおられたら教えていただきたいですね。車に着いたときには、さすがに寒さで震えてきた。急いで着替えて車にエンジンをかけたのは、午後2時ごろでした。フロントガラスを打つ雨は意外と激しく、早めに下山して正解でした。でも渓流や九頭龍川本流は、まだ減水状態で雨の影響は出ていない。帰宅して山行きの後始末をしていると、頭の中は明日からの仕事のことで一杯になっていた。何時の間にか、インドアの私に戻っています。洗練されたインとアウトの2人の私が混在しているのですが、ジキルとハイドのように使い分けを間違えると大変ですね…。Photo_8

 (後記) 写真の蛇は 『 シロマダラ 』 の幼ヘビということです。日本全国どこにでもいる蛇なのですが、夜行性で見つけるのは難しい蛇だそうです。所謂 『 幻のヘビ 』  とも言える蛇ですが、毒は無いそうです。

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2009年10月24日 (土)

岩魚のペア発見10/24

 【 岩魚のペアが定位してますが、お解りになりますか? 】Photo_3

 九頭龍川支流の渓流に行って来ました。お天気続きだったので、水量は少な目です。今日のお目当ては、 『 岩魚のペア 』 です。産卵を控えて、至る所で岩魚のペアができているはずです。じっと眼を凝らすと、発見しました!私はこの位置で見つけたのですが、ブログをご覧の皆さんはお解りになりますか?明るい色の大きな石の上に、黒い色をした2匹の岩魚が重なるようにして揺れています。石の上でなかったら見つけられなかったかも知れませんね。流れに揺れているだけで、ほとんど定位しています。写真の左側の大石の後ろに回って、岩魚に気付かれないように覗いてみました。それが下の写真です。魚体らしきものが…。Photo_2

 大きさは上側にいる雄が尺近くありますが、下側になっている雌は少し小さく27cmほどでしょうか…。ここから下流の方に、険しい渓相と大きな落ち込みがあります。たぶんそこにいた岩魚で、ここまで遡上してきたのでしょう。ここには砂地もあって、流れが平坦で緩やかになっています。周りを見ればみるほど、岩魚にとって格好の産卵場です。彼等の泳ぐ姿を見ながら思いを巡らすのですが、感動のあまりこれ以上はもう何も頭の中には浮かんできません。静かな秋の渓ですが、生命の営みがここでも行われているのですね。ささいな事ですが、私のエネルギー源です。

 【 岩魚のペアを、拡大写真と黄色のマークで示します。 】Photo_5

 最初の2枚の写真でお解りになれなかった方は、上の拡大写真でご確認下さい。大型の雄の岩魚の下に、少し小さい雌の魚体が見えます。夕方5時頃ですので、どうしてもデジカメが自動発光してしまいます。発光するとかえって水中の岩魚の姿が、光に反射して解りにくくなります。でも拡大した写真を見ると、底石の色に黒い魚体がくっきりと見えるのではないでしょうか。釣り雑誌や写真集などには、こうした岩魚のペアの写真はよく載っています。ですからこんなものは珍しい写真ではないかも知れませんが、こうして渓流で自分の目で発見するのはとても感動的です。Photo_6

 最後の4枚目の写真は最初の1枚目の写真と同じものですが、岩魚の姿を黄色でマークしてあります。こうして説明されれば、最初解らなかった方も岩魚を確認できるのではないでしょうか。この岩魚達は、間もなく産卵行動に入ります。岩魚は11月の初め頃に産卵を済ませても、冬の間はずっとペアを組んで越冬します。この渓流も2月になると、釣りが解禁になります。ここにも大勢の釣り人がやって来るでしょう。でもこうして秋に産卵する岩魚が残っていれば、渓流の岩魚は子孫をこれからも残していけるのですね。 『 岩魚のペア 』 は渓流の希望です。最上流に住む岩魚は、日本の河川の未来への希望です。

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2009年10月11日 (日)

秋の渓へ10/11

  【 秋の渓流と山の空気は、気持ちを和らげてくれる。 】Photo

 午後少しの時間だけ、近くの九頭龍川支流の渓流へ行って来ました。自分の時間がなかなか持てないときには、よくこうして特に目的もなく渓に行きます。福井から見る今朝の白山は、山頂付近が白く冠雪していました。でも昼ごろからは気温も上がり、好天気の行楽日和となってきました。林道にはたくさんの落ち葉が積もっていて、人が訪れた形跡がない。今の時期に、何もない渓流を訪れる人はいないのでしょう。林道から脇道にそれると、草木が道を覆っています。駐車スペースに車を止めて、少し山道を歩いてみました。横を流れる渓流は、水量が豊富で透明です。

 【 清冽な流れを見ていると、自分が吸い込まれて行く。 】Photo_2

 ここは岩魚の渓で、じっと眼を凝らして魚を探してみました。魚の姿は見えませんが、渓流のあまりの美しさに見とれてしまいます。夏の九頭龍川本流の鮎釣りで見た流れとは、比べようもない感動的な流れです。エメラルドグリーンに染まった流れは、渓流が造った芸術品です。目を閉じると、渓流のせせらぎが心地よく響いてきます。東北の観光地になっている奥入瀬渓流で聞いた音よりも、綺麗な音を奏でています。誰もいない場所だからこそ、感動的に感じるのかも知れません。自分の手足を動かさなくても、渓流の流れは心の内側に充足感を与えてくれます。

【 渓流の横の泥濘では、猪が泥んこ遊びをしたようです。 】Photo_3

 渓流の横に開けた草地があって、まるでスコップで掘り起こしたようになっています。はっきりとした足跡がある訳ではないのですが、これは猪たちが暴れた跡です。山芋の根を掘り起こした穴とは違って、単なる 『 いのしし達の泥んこ遊び 』 のようです。ここには秋になると親子クマも現れるのですが、最近は猪の出現が多くなっています。彼等の痕跡は比較的新しいので、今朝ここにやって来ていたのでしょう。11月14日からは、福井でも狩猟が解禁になります。私にも狩猟本能はありますが、鉄砲や罠で獣を捕獲することには大きな抵抗があります。

【 杉林では純白のキノコ(スギヒラタケ)が出始めていた。 】Photo_5

 山道をはさんで渓流と反対側には、植林された杉林があります。下草はあまり生えていないので、中に入ってみました。地面を注意して見ながら歩くと、すぐ純白のスギヒラタケを見つけました。雨で濡れた杉の倒木には、大きく開いたキノコもみられます。もしかしたら…、と思って入れる容器も準備してきていました。スギ茸もまだはしりで、1パック分収穫したので長居はせずに車に戻った。九頭龍川本流の上流部(鳴鹿大堰上流)には、釣り人がパラパラといました。コロ釣りか友釣りかは解りませんが、鮎への思い入れが相当強い人達なのですね。今年の九頭龍川では死者は出なかったのですが、深入りして命を落とさないようにしてほしいです。

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2009年9月27日 (日)

最後の友釣りに9/27

 【 平成21年最後の友釣りで釣れた、九頭龍川の鮎達。 】Photo

 今日は釣りに行く前から、 『 最後の友釣り 』 にするつもりでした。仕事や家事のことを考えて決めたことで、決して鮎が釣れないからではないのです。今日も私の身の周りは鮎釣りを止めた方が良い雰囲気ですが、これが最後だと踏ん切りをつけての釣行です。午前中は仕事があって、釣り道具を車に積んで家を出たのは正午頃でした。何時も行くオトリ屋さんにも、お世話になったお礼を言って来た。吉波の左岸の駐車スペースに着いたのは午後1時ごろで、一台の常連さんのジムニーがあった。最後の友釣りと決めていたので、ここまでけじめをつけた行動がとれていた。

 【 釣れた鮎達は、見ている内に黒いさびが現れてくる。 】Photo_2

 吉波の左岸の瀬脇に立って見ると、今日もほとんどが友釣りの人達です。平水から20cm近くも減水しているのですが、瀬の中央がぽっかりと空いている。午前中釣れなかったのか、それともコロ釣りが一流しして行ったのか…?今日のタックルは竿は引抜荒瀬9mで、針は10号激流針の3本錨、3号のオモリを付けて得意な引き釣りの開始です。下手から上手へ一回引き釣ってから、一歩流芯へと前に出る。そうして少しずつ、対岸(右岸)に向かって行きます。流芯から少し右岸寄りまで来た時、重い大型鮎の引きがあった。胸ヒレに針掛りしていて、不規則な動きを繰り返している。バレないように、慎重に寄せて取り込んだ。

 【 吉波の瀬から見た上流の栃原方面。ほとんど友釣り。 】Photo_3

 さらに一歩進んで下手からオトリ鮎を引き上げると、今日2回目の大型の当たりがある。背掛かりなので、オトリ鮎をものともせずにぐいぐいと広い瀬を泳ぎまくっています。今までだったら寄せて取り込むのですが、今日はバレを覚悟で引き抜きの態勢にはいる。 『 納竿 』 という言葉が、今日の私の釣りを大胆にしています。波打つ瀬に入って、なかなか背中が見えてこない。波の山に乗ったとき、左右に少し揺らして背中を出す。このときが引き抜きのタイミングで、あとは呼吸を止めて一気に九頭龍返しを決めます。来年までこの九頭龍返しが出来ない寂しさが、脳裏をかすめて行った。今日はもう寄せて取り込むことはしない!

 【 吉波の下流のザラ瀬に、遅くやって来たコロ釣りの人。】Photo_4

 パラパラと野鮎を掛けながら、下流のザラ瀬まで行きます。栃原のトロ場で釣っていた友釣りの人達が、私の釣りを見たのか一斉に下って来ます。いつもは全く掛からないこのザラ瀬ですが、今日は小型が掛ってきます。まだ綺麗な鮎達ですが、オトリに使っていると黒いサビ色に変わってきます。中にはオトリとして使っているうちに、赤い婚姻色を帯びてくる鮎もいます。いよいよ鮎達も、落ちる兆候を見せ始めてきました。上流から釣り下って来た人たちが、流芯に竿を出しています。私も、もう一度吉波の瀬頭まで行って釣り下ることにしました。来年までこの吉波の瀬ともお別れなので、最後まで 『 吉波の瀬 』 に立ち込んでいたい。

 【 浄法寺橋の下の、泳がせ釣りの人。鮎が跳ねていた。 】Photo_5

 釣れても釣れなくても良いからと自分に言い聞かせて、吉波の瀬に立ち込んで引き釣りをして下って行きます。いつの間にか水温が若干下がっているようです。追いがなくなったのはこのせいかも知れません。こんなときは浅場に鮎は避難しているはずですが、そんな定説を破ってまで立ちこみ釣りにこだわる私です。時計を見ると、午後3時半になっています。上流の栃原のトロ場にいた友釣りの人達も、いつの間にかいなくなっています。やはり野鮎の追いが止まったようです。この時期の鮎は低水温に敏感に反応します。友釣りと入れ換わるように、コロ釣りの人が左岸に現れました。流芯に進んで、川一杯にコロを打っています。

 【 今年の鮎釣りで水位を測る目安となった、瀬尻の石。 】Photo_6

 下流のザラ瀬にも、左岸からコロ釣りが現れました。辺りを確認しながら、遠慮そうにコロを打ち始めています。確かに今日の吉波は友釣りが支配していて、コロが打てる雰囲気ではありません。でもコロ釣りは、友釣りの雰囲気を壊してしまいます。こうなると友釣りに集中していた私も、急激に侘しくなってきます。今日は早く終える予定ではなかったのですが、左岸に戻って仕掛けをしまって終わりにした。最後の友釣りにと決めてあったので、早い納竿には心残りはなかった。釣れた鮎をタライに入れて眺めながら、吉波の鮎達との名残を惜しんだ。釣ったときには綺麗な肌をしていたのですが、どの鮎にも黒いサビが出ています。

 【 お昼の飯島の風景。3番瀬には誰もいなかった。 】Photo_7

 鮎や道具類を車の中に始末してから、岸辺に出てしばらくぼんやりとしていた。すると左岸の瀬頭で友釣りをやっていた、ジムニーの常連さんも戻って来た。毎年姿は見ていたのですが今年初めて言葉を交わした方で、 『 今日で終わりですか? 』 と聞いてみた。 『 釣れないので、今日で終わりだ 』 と返答してきた。私が8月中旬ごろ、この吉波に姿を見せなかったのも知っていた。他の場所に移動したのかと思ったとも言っていた。ここでの鮎釣りは自分1人だけのものではなく、いろんな人達と共有していることに気が付いた。今年もいろんな思い出を残しながら、無事に納竿を迎えることができて感謝!

 【 夕方の飯島1番瀬。下流にはサギリの杭が見える。 】Photo_8

 

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2009年9月26日 (土)

吉波で友釣り復活9/26

 【 閉店していた谷口左岸のオトリ店。ここはコロ釣りの場。】Photo

【 谷口の広い瀬はコロ釣りの打ちやすい最適な場所です。】Photo_2

  福井の気温は27度以上に上がり、汗ばむ陽気となりました。秋晴れの快晴で、夏のような太陽が照りつけています。九頭龍川は減水中で、水はとても綺麗です。3日前にオトリ屋に預けておいたオトリ鮎は、谷川の水のせいかとても元気でした。今日も午後からの釣りですが、オトリ屋さんは 『 午前中はあまり釣れないから丁度良い 』 と言っていた。谷口はいつもと違って、釣り人が数人立ち込んでいます。たぶん皆さんコロ釣りの人達でしょう。ときどきキラキラと光るのは、竿を振りまわしているからでしょう。

【 飯島の服部オトリ店は開店中で、友釣りの人がいた。 】Photo_3  

【 着替えているとき、横の草むらで見つけたアカトンボ。 】Photo_4

 でも、左岸にある尾崎オトリ店は閉店中のようです。今年はこの谷口はあまり良くなかったし、それにここではコロ釣りでオトリ鮎が確保できます。3つのブロック岩の前は毎年サギリが打たれていたのですが、今年はサギリは打ってないようです。上流に移動して、吉波に向かう。浄法寺橋から見ると飯島の服部オトリ店は開店中で、堰堤上には友釣りの人も少しいます。3番瀬はガラ空き状態で、釣れるようでしたら行ってみたいものです。吉波には今大型がやってきているので、躊躇なく飯島は素通りして上流の 『 吉波左岸 』 に向かった。

 【 上流の栃原の深瀬は、友釣りの人達が広がっている。】Photo_5

 【 吉波下流のザラ瀬には、コロ釣りが一人混じっていた。】Photo_6

 吉波左岸の駐車広場には、今日も一台も車がない。オトリ鮎を引き船に移して川に浸けに行くと、目の前に友釣りが2人います。対岸の右岸にも一人友釣りがいます。コロ釣りは見当たりません。ずっと向こうまで目を凝らして見ると、栃原の深瀬に一人と下流のザラ瀬に一人の計2人いました。どうも今日の吉波は、友釣りが支配しているようです。谷口にコロ釣りが結構いたのは、吉波や飯島にコロ釣りが少ないのと関係があるのでしょうか?いずれにしても、この時期に友釣りが支配している吉波は初めて経験します。川底に残るコロ針も意外と少なく、コロ釣りのマナーが浸透しているのだと良いのですが。

 【 今日吉波の瀬で釣れた鮎。数は少ないが型は良い。 】Photo_7 Photo_8  

 友釣りの人は岸寄りで釣っているので、私は立ち込んで流芯をねらいます。立て続けに2回の当たりがありますが、取り込めたのは1匹のみです。その大型をオトリにセットして、更に流芯を狙うと今年一番の大型がヒットする。この後は大型は1匹だけしか掛らなかったが、水中の石にはうっとりするような大きなハミ跡があります。終盤になって鮎の縄張り意識も薄れてきているので、大型鮎を釣るのも難しくなってきました。でも今日のようにコロ釣りがいないようだと、友釣りはまだまだいけますね…。

 【 今日の午後の釣果。友釣りは、まだ十分楽しめます。】Photo_9

 【 大型鮎のハミ跡。水中の撮影は、まだ下手な私です…】Photo_10

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2009年9月23日 (水)

秋分の日の友釣り9/23

 【 夕方になってから青空が見え、太陽が顔を出した。 】Photo

 今日も福井地方は曇り空ですが、気温が上がって寒さは余り感じない。私の住む地区は、今日が秋の例大祭です。午前中は会場となっている近くの神社に行って、午後から九頭龍川の永平寺町吉波へ鮎釣りに出かけました。これで4日連続の鮎釣りで、ストレスは解消されたのですが少し疲れも溜まって来ました。川遊びの好きな私は、疲れなんかで川行きを止めるなんてありえないことです。でも明日からの仕事を考えると、大人しい釣行にして自重しなくてはいけません。何時もそうなんですが、釣果よりも川に少しでも長くいることが私にとって重要なんです。

【 九頭龍川右岸の土手には、真っ赤な彼岸花が咲いた。】Photo_2 Photo_3

 鳴鹿大堤上流の右岸には、たくさんの彼岸花が咲いています。九頭龍川では 『 彼岸花が咲く頃、鮎の友釣りは終わる 』 と、言われて来ました。鮎も彼岸花のような赤い婚姻色を帯びてきます。でも私が釣っている鮎の中には、まだそんな鮎は一匹もいません。むしろ、まだまだ友釣りが可能な雰囲気を感じさせる鮎達です。友釣りができない問題は鮎にあるのではなくコロ釣りの人達にあって、そのために友釣りが困難になっていると言っても過言ではありません。

 【 吉波の左岸にある駐車場には、私の車だけでした。 】Photo_4

 途中に立ち寄った飯島には、まばらに釣り人がいるだけです。谷口には一人だけ岸辺に立っているだけで、車も2台しか駐車してなかった。吉波の左岸にある駐車スペースには、誰もいなくて私の車だけの駐車となった。地面が少し濡れているので、午前中は誰かいたのかも知れません。川に立って見ると、上流の瀬には3人のコロ釣りがいます。更にその上流の栃原には、4~5人の友釣りがいます。下流のザラ瀬にはそれぞれ一人ずついます。みんな流芯に立ち込んで釣っています。

 【 水位計代りのブロック石は、平水以下を示している。 】Photo_5

 ここに来たときには何時も必ず確認していたブロック石は、大きく水面上に出ています。水位が高かったときには、水没していたブロック石です。今日は、平水より15cmほども減水しています。足もとの水中石には、大型鮎のハミ跡がしっかりと付いています。今日は9.mの引き抜き荒瀬竿で、水中糸0.3号メタル、10号激流針3本錨です。吉波の瀬尻にある3つのブロックに囲まれた所から、今日の私の鮎釣りの開始です。ここはコロが打ちにくい場所で、毎年終盤には大物が掛ります。一昨年は尺鮎も釣った場所です。

 【 今日釣れた鮎達。まだ友釣り可能で、追いも良い。 】Photo_8 Photo_6 Photo_7

 でもなかなか掛らず、ここもコロ釣りが上手く仕掛けを流しているようです。水位が低いので、コロ釣りもやりやすいのでしょう。ブロックの横10cmほどの際に仕掛けを入れると、大型がヒットしました。9m竿なのでどうしても掛り鮎とのやり取りが大きくなって、取り込みまでに時間がかかります。やっとのことで取り込んだのですが、先ほど立っていた場所は、上流から下って来たコロ釣りの針が流されています。コロ釣りを止めろとまでは言いませんが、友釣りをやっている場所に侵入するのは本当に困ります。

 【 岸寄りにあった大型鮎のハミ跡。推定25cmほど。 】Photo_9

 ここでもう一匹追加してから上流に釣り上がって、釣り下ってきたコロ釣りと入れ替わった。右岸にいる2人のコロ釣りも私よりも下流側になっているので、左岸から流芯に進んで竿を出した。大石の周りに付いている鮎は、コロ針には掛らないので、それを狙ってコロ釣りの上流側に立った。しばらくオトリ鮎を止めておくと、案の定大型がヒットしてきた。でも下流側の両岸にいるコロ釣りのために下ることもできず、荒瀬竿で動きをなんとか止めていると針をはずして逃げられてしまった。

 【 午後1~4時の3時間ほどの釣果。大型は2匹だけ。】Photo_10

 この後吉波の瀬は、私一人の貸し切りとなった。大石の周りを重点的に釣っていくと、中型の鮎がヒットしてくる。何度か左岸と右岸、上流と下流へと移動を繰り返しながら釣りに集中していた。この時期こうした時間が持てるのは久しぶりです。やがてほとんどの人が、早めに納竿にして引き揚げて行った。入れ換わって左岸の上流には、毎年のように見覚えのあるコロ釣りがやって来た。彼も私のことを知っているのか、余り近づくこともなく上流へとUターンして移動して行った。

 【 夕方吉波の下流のザラ瀬の中央に立つ、友釣りの人。】Photo_11

 【 誰もいなくなった栃原に立ち込んでいる、コロ釣りの人。 】Photo_12  

 夕方になるとそれまで曇っていた空に、青空が見えるようになった。太陽も照りつけて、夕方の鮎の追いが良くなる兆候も見られた。でも明日からの仕事のことがあって、4時半頃心残りはあったが納竿にした。下流のザラ瀬では、一人の友釣りが釣りに集中していた。ずっと上流の栃原のトロ場(深瀬)では、先ほどのコロ釣りの人が一人でコロを打っていた。お互いに場所を入れ替わった方が良いような気もしない訳ではないのですが…。明日からは晴天で、汗ばむ陽気の日が続きます。私の九頭竜川の鮎釣りは、まだ続きます。今日は、吉波の瀬の中央で友釣りができたことで十分満足です。

 【 お昼の飯島の釣場。釣人はまばらで、車も少ない。 】Photo_13

 次の土、日曜日の26、27日には一応釣りはできる予定なので、オトリ用に2匹だけ確保した。持ってきた昼食は食べずにいたので、川の中の石に腰かけ周りの景色を見ながら食べた。上流のコロ釣りも下流の友釣りも、相変わらず釣りに集中している。上流のコロ釣りには小型が時々ヒットしているようです。でも友釣りには、私が見ている間は、一匹も掛らなかった。私も今度の土日に釣れなかったら、今年の鮎釣りも終わりにしなくてはいけないでしょう…。昨日山で採って来たアケビは、皮の部分を天婦羅にした。お世話になっているオトリ屋さんにも、おすそ分けをした。

 【 昨日山で採って来たアケビは、御覧の天婦羅に…。】Photo_14

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2009年9月22日 (火)

アケビ採りと鮎釣り9/22

 【 山のアケビも例年の半分ほどしか実っていなかった… 】Photo

 今日は先ず勝山へ行って 『 アケビ 』 を採り、その後吉波で鮎釣りをする計画を建てた。昨日と同じで、仕事や家事から解放された一日です。山へ行くのは5月末に岩魚釣りに岩屋川に行って以来で、準備にもいろいろと手間取ってしまった。あれもこれもと車に詰め込むと、鮎釣りと山行きの道具とで車は一杯になってしまった。九頭龍川に遠征して来られる方々のご苦労が、解るような気がします。山に着くと小雨が降っていた。でも渓流の水は少なく、長靴でも河渡ができる。何時ものポイントには、例年の半分も実がなっていない。アケビも今年は不作のようです。

 【 山は冷たい雨が降っていた。九頭龍川の水温も低い?】Photo_2

 持って来た長手の収穫鋏は故障していたので、手が届くところにある実だけ収穫することになった。アケビは高い所にあって採るのが容易ではないのですが、この場所は低い所になっている希少な場所なんです。3パック採れたので、急いで車に戻った。衣服はびしょ濡れで、寒さを感じる。山から下りてくると、雨は降っていなかった。この雨は山にだけ降ったものだったようです。九頭龍川の水位も、今日一日は上がることはないでしょう。吉波の左岸についてみると、その釣り人の少なさに驚いた。午前中はたくさんいたのかも知れませんが、上流の栃原も含めて数人という少なさです。

 【 水温が低くて、鮎の追いが悪い。釣果は散々でした。 】Photo_3

 私一人しかいない吉波を今年は何度も経験しているので、あまり深く考えずに8.1mの引き抜き荒瀬竿を担いで川に立った。川に入ってみて解ったのですが、水温が異常に低く昨日との温度差はかなりあるようです。気温は23度C位で曇り空で太陽が照りつけていないのも、さらに体感温度を下げているようです。とりあえず、誰もいない右岸に渡ってから仕掛けをセットした。オトリ鮎は元気に泳ぐのですが、好ポイントでも野鮎の当たりがない。そのまま吉波の瀬尻まで釣り下った。左岸の岸寄りで釣っている人は、その間に小型を2匹掛けていた。

 【 釣れた大型は、この1匹だけ!びっくりするほど若い。】Photo_4

 ザラ瀬にあるブロックの際で、今日最初で最大の野鮎が掛る。手に取って見ると、まだ抱卵していないような若々しい鮎です。左岸に立って、次は何処へ移動しようかと思案した。すると何処からともなくコロ釣りの人が3人現れて、右岸でも左岸でも水面を叩き始めた。私が移動しても、直ぐ他のコロ釣りとぶつかってしまう効率の悪さ!この時期はコロ釣りと友釣りが混在していますが、今日の状況では明らかに 『 コロ釣り有利で友釣りは不利 』 です。折れそうな私の心を 『 これは川遊びなんだよ 』 と、繰り返し自分で励まし続けた。小学生の頃、ランドセルを玄関に置いて毎日川へ出かけた魚捕りを思い出していました。

 【 無人状態の吉波の瀬。ここで粘るには根性がいる! 】Photo_5

 釣れない(追わない)と言っても、これは今日限りの一過性のものだと思います。野鮎のハミ跡もしっかりとありますし、あちこちで大型が水面を割って跳ねていました。水温が上がれば、まだ十分友釣りはできるようです。私は午後1時頃からの釣りでしたが、10匹程度は釣れました。釣れた鮎は、どれもまだ若々しくてオトリに十分使えるものでした。明日は今日と同じ曇りの予報なので、オトリ用の鮎は7匹も残した。残った鮎に感謝の念を込めて眺めていると、ブログの読者さんに声をかけられた。今日一番の収穫で、人見知りをする私ですが内心嬉しかった…。

 【 正午頃の飯島。ここも昨日と違って釣り人が少ない。 】Photo_6

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2009年9月21日 (月)

大型鮎の群れ9/21

 【 コロ釣りに負けまいと、友釣り師の意地で釣った鮎達。】Photo

 今日は仕事と家事から完全に解放された、プライベートで貴重な一日です。福井は朝から秋晴れの釣り日和で、私の住んでいる福井市内は風もほとんどない。九頭龍川の鮎は朝は釣れてないのですが、一応9時過ぎに家を出た。鳴鹿大堰上流のオトリ屋に着くと、強い風が吹いていた。預けてあった鮎を受け取って、今日も吉波の左岸に向かった。飯島は橋の上から見ると、たくさんの釣り人が入川している。吉波の横の河川敷きの道路にも、たくさんの車が駐車してある。今日の九頭龍川は、混雑が必至の状況です。車の様子から判断すると、県外の団体が多いようです。

 【 今日の大型の鮎。引き抜けないので寄せて取り込む!】Photo_2 Photo_3 Photo_4 Photo_5

 車から降りると、河原も風が強い。でも昨日ほどでもないと思いこんで、8.5m超硬竿をルーフボックスから取り出した。身支度をして川に出ると、たくさんの釣り人で混雑していた。コロ釣りの人は数人しかいなくて、圧倒的に友釣りの人が多い。右岸側が少し空いていたので、斜めに横切るように左岸から右岸に渡った。オトリ鮎を操作しながら河渡をしたのですが、風が昨日以上に強い。8.5m竿ではまともな竿の操作が困難です。右岸に渡り切ったときに、小型の鮎が口掛りでヒットした。引き抜きもなんとか試みたが、もたもたしているうちに針から外れて行った。

 【 今日の吉波と栃原の風景。午前中は釣人で混雑した。】Photo_6 Photo_7 Photo_8 Photo_9

 釣り始めて1時間ほど経っていたが、これ以上は我慢できないので短い竿に交換することにした。再度左岸に渡って、車に戻った。11時半だったので、少し早目の昼食をとった。昨日使った引き抜き荒瀬竿8.1mに交換して、今日の第2ラウンドの開始です。今度は目の前が空いていたので、真っ直ぐ河渡をして右岸に行った。ターンして竿を出すと、左岸にいた釣り人達が一斉に竿を片付け始めた。時計を見ると12時を指していた。野鮎の追いが全くと言ってよいほどなかったので、今日の釣りを諦めてしまったのでしょう。この直後から始まった私の 『 大鮎との格闘 』 を、対岸の左岸で見ている人は一人だけでした。

 【 朝10時頃の飯島の2、3番瀬。ここも釣り人が多い。 】Photo_10

 吉波の瀬頭の右岸に、私は立っています。ここから大型鮎を掛けながら、瀬尻まで釣り下った。今思うと、もう一度瀬頭に戻って釣るべきでした。今日は吉波の右岸に大型鮎の群れが来ていたのです…。午前中の居付き鮎はもう釣り切ったと思って、私は左岸に渡って車に戻ってしまいました。少し休んでから、午後2時ごろから左岸で釣りを開始しました。右岸にはコロ釣りの人たちの列ができています。服装から察するに、午前中友釣りをしていた人達のようです。九頭龍川には、彼等のような二刀流の使い手もいます。彼等も、時々大型鮎と格闘しています。一人を残して釣り下って行ったのを確認してから、私も右岸に渡り大型鮎を掛け続けました。

【 思い出がたくさん入っている、ガレージにある私の引船。】Photo_11

 もうこうなったら、 『 友釣り師の意地と誇り 』 をかけた戦いです。さんざんコロ釣りに叩かれた後でも、私の友釣り仕掛けに大型が掛ってきます。8.1mの短い竿が届く範囲で連続してヒットしてくるのですから、よほど大きな群れがこの吉波に来ているのでしょう!このころには風は止んで無風状態でした。でも8.1m竿は軽くて扱いやすいく、寄せて取り込むのにも都合が良い。私の背後に、新たなコロ釣りの人が2人やってきた。私の直ぐ上流で、コロ針を振りまわしている。 『 危険な思い 』 をさせられて、もう釣りに集中できない!まだ明るい午後4時半でしたが、納竿を余儀なくされた。

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2009年9月20日 (日)

強風の中で鮎釣り9/20

 【 吉波の瀬で、最初に釣れた鮎。1週間ぶりの感触! 】Photo

 福井は昨日から、強い北寄りの風が吹いています。日曜日の今日も快晴ですが、相変わらず強い風が吹き荒れています。私の住んでいる地区では、敬老のお祝いの催しが今日行われました。母親と近所のおばあちゃん達を送り迎えして、解放されたのは午後1時でした。短い荒瀬竿を使えば、これぐらいの風でも鮎釣りは大丈夫です。台風直下でも、8.1mの荒瀬竿は決して折れることはありません。そう言えば、今年は台風の直撃は無かったのですね。今年8.1m竿を使うのは、今日が初めてです。

 【 お昼の飯島の釣り場。釣り人達が散らばっている。 】Photo_2

 鳴鹿大堤上流のオトリ屋に着くと、さっそくご主人のお出迎えでした。 『 久しぶりですね… 』 と、しばし最近の九頭龍川の状況について聞かせてもらった。大きいのが釣れてきたが、数はあまり芳しくないとのことでした。ここ永平寺町でも朝は風が強かったそうですが、今は止んだようになっている。川に立ってみないと、なんとも言えない。話を聞いているうちに、早く川に立ちたい気持ちが少しずつ湧いて来た。コロ針の餌食になりそうなので、オトリ鮎は3匹(1,500円)購入した。今日から4日間の釣りを考えると、高い買い物とも思えない。それよりも、川底に残されたコロ針への恐怖心の方が大きい。今日の養殖鮎にはサビが出ていない。でも引き船に入れ使い始めると、サビは出てくるでしょう。

 【 吉波の瀬の中央から下流を見る。釣り人は少ない。 】Photo_3

 飯島、北島、板東島などこの時期に行く釣り場は幾つかあって、何処にしようか迷ってしまう。谷口は今年は型が小さくて人気が無かったのですが、上流の光明寺にある浄法寺堰堤下辺りには、毎年この時期大物が出てきます。行きたい場所はたくさんあっても、私の身は一つしかないのでどこかを選ばなくてはいけない。コロ釣りができない場所が一番良いのでしょうが、何時も行く吉波の鮎に会いたい思いが強かったのでこの迷いにはやっと決着がついた。途中飯島のオトリ屋に寄って川を観察すると、大勢の釣り人がいた。友釣りが圧倒的に多く、コロ釣りの人を探すのに苦労するほどです。河原には宿泊者用のテントも張られている。連休中なので遠方からの釣り人も多そうです。

 【 上流の栃原方面には、たくさんの友釣りの人がいた。】Photo_7

 飯島橋の下をくぐって、吉波の左岸の広場に着いたのは午後2時頃でした。福井ナンバーの車が2台両脇にあって、空いている真中に駐車した。駐車場のこういう状況は、真ん中に止めていた車の持ち主が釣れないので帰ったか、場所を移動したと見るべきでしょう。車を降りると、やはり自宅周辺で吹いていた強い北寄りの風が吹き荒れていた。9mの竿では、まともな竿さばきは出来そうもありません。やはり今日は、8.1mの引き抜き荒瀬竿の出番となります。短竿だと根掛りしても回収しやすいので、川に残されたコロ針に掛っても被害が少ない。それに九頭龍川は減水しているので、流芯には8.1m竿でも十分に届きます。

 【 夕暮れの中でも、ここ飯島堰堤ではたくさんの人が…】Photo_4

 私が駐車した場所の直ぐ前が、丁度吉波の瀬尻になっています。その下流側はザラ瀬で、コロ釣りの独壇場になっています。今日も一人、中央に立ってさかんに水面をたたいています。上流側が吉波の瀬で意外と釣り人は少ない。それも岸寄りで釣っていて、流芯に立ち込んでいる人はいません。彼等は寒さ対策に、ウェーダーを履いているようです。あれでは中に立ち込むのは危険でしょう。さらにその上流側の栃原は…います、たくさんの釣り人がいました。それもほとんど友釣りの人のようです。察するに午前中は、吉波の瀬はコロ釣りの場で栃原方面は友釣りの場だったのかも知れません。

 【 夕方、飯島(浄法寺)橋から上流の吉波の瀬を見る。】Photo_5

 平水よりも10cmも減水していて、水も綺麗で透明です。水中の石には大きな鮎のハミ跡がたくさんあります。ブロックの少し上流に立って、今日の釣りの開始です。オモリは3号、水中糸は0.3号のメタル、掛け針は9号の3本錨です。強風にあおられて丁寧なオトリ操作ができないで困っていると、グイと強い当たりがあった。推定25cmほどの重量感があって、上下左右にオトリ鮎を引きづって泳いでいる。寄せて取り込むと、推測通り25cmの綺麗な鮎だった。朝から何度かコロ針が通過したはずですが、こうして第1投目から大型が掛って来るのは、友釣り有利の証しでしょう。

  【 庭に咲いた彼岸花。釣り場の土手にも咲き始めた。 】Photo_6

 この後、この吉波の瀬を縦横無尽に歩きまわって大型鮎を掛けていった。8.1mの竿なので強い風にもなんとか持ちこたえられますし、水位が低いので吉波の瀬は楽に立ち込めます。一度コロ釣りの人が釣り下っていったが、見ている限り1匹も掛らずに釣り終えたようです。でも私の友釣り仕掛けには、びっくりするような大型が掛ってきます。連続して2匹バラしたとき、 『 今使っているのは9号針だ 』 と気がついた。10号バリに取り換えてみたが、時すでに遅く時間は夕方5時になっていた。今日の強い北風は明日は止んで、南寄りの暖かい風に変わる予報です。

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2009年9月12日 (土)

雨の中で鮎釣り9/12

 【 飯島~板東島の右岸にある鷲ヶ岳も、雨の中で曇る… 】Photo

 今日の福井地方の降水確率は100%で、明け方から雨が降り続いていました。でも大降りはせず、小規模程度の雨です。自宅の前の用水は、時間とともに増水してきました。昨日まで晴天が続いていたので、多分九頭龍川は大丈夫だろうと思ってオトリ屋に電話を入れたのは正午頃でした。 『 平水で濁ってもいない 』 とのことで、2週間振りの鮎釣りに出掛けることにした。気温は低く、雨に打たれると寒さも感じます。明日は晴れの予報で、今日は休んでも良いような気がします。何時もそうなんですが、今日も 『 行くべきか、行かざるべきか? 』 迷いの釣行です。

 【 吉波の瀬のブロックは、平水より低い水位を示していた。】Photo_2

 オトリ屋でもらった養殖鮎も、ほんのりとサビが出ている。今日釣れる鮎も、こんな鮎ではないだろうか。谷口、飯島と見て行くと、釣り人は少しだけいました。吉波には、いつもの3分の1程度の釣り人がいます。雨は降り続いているが、増水するような気配はない。濁りもほんの少しある程度です。減水気味なので、仮に増水しても大したことにはならないでしょう。養殖のオトリ鮎をとりあえず引き船に移して、岸寄りに浸けた。この時期のオトリ屋の生簀の水温は川の水温との差が大きいので、養殖鮎が一時期弱ったようになります。できるだけ時間をかけて水温差に慣らさなくては、使い物にならないときがあります。

 【 雨の中の吉波の瀬。遠くに飯島(浄法寺)橋が見える。 】Photo_3

 肌寒い感じがしていたが、ウェットスーツを着ると暖かくなった。私のウェットスーツは真冬のサーファー用のもので、とても温かさを感じます。左岸にある脇道は夏は移動によく利用したのですが、雑草が生い茂り1mほども伸びています。増水すると川となるので、しばらく水位が低く水は流れていなかったようです。左岸から入川してみると、対岸の右岸には一人しかいません。とりあえず岸寄りでオトリ鮎を確保しようと思って、左岸を少し上流に歩いて行った。水中石には野鮎のハミ跡がしっかりとついていて、今日の吉波での鮎釣りは、大丈夫のようです。

 【 2週間振りに再会した吉波の鮎達も、大きくなっていた。】Photo_4

 解禁当初から通い慣れた吉波ですが、2週間振りなのでぎこちない竿出しです。すぐ小さい当たりがあって、引き抜くと竿が真ん中あたりで 『 ストン! 』 と節が抜けてしまった。しっかりとロックしなかったからです。当然、釣れた鮎は逃げて行ってしまった。でもこの1匹で、今日の大型は流芯にいるのが解った。こうなると、岸辺の小型には用はない。3号のオモリを付けて、流芯に仕掛けが出せるように前に出た。大石の周りでオトリ鮎を止めておくと、くるくる回るように大型鮎がヒットした。不意を付かれて、腕の力が入らなかったので、一気に下流に下られてしまった。竿がのされてしまって、その後は当然のごとくバレてしまった。Photo_9

 私がここに入った後に私の上流側に入った釣り人が、私の背後に回ってピタッとついてきた。私の足元で、彼のオトリ鮎を泳がせ始めた。これは他の河川で県外の人達がよくやっている、 『 釣り人の縄張り争い 』 でしょう。 『 何処かへ行ってくれ! 』 という相手の心の声が聞こえてきます。数人の仲間で、吉波の瀬の左岸を独占しているようです。この直前に流芯で私の仕掛けに大型が掛っていたので、彼等は岸寄りを釣る泳がせ釣りの人達なのでしょう。私が最も相手にしたくない釣り人達です。直ぐ右岸に渡って、右岸を釣り下って来た釣り人の上流側に入りました。こんな訳で、今日は右岸から流芯を釣ることになった。Photo_10

 右岸の瀬を行ったり来たりしながら、大型鮎の引きを楽しんだ。2週間も見ないうちに、この吉波の鮎は随分と大きくなっていました。これだけ大きいと、例年と変わらないと言ってもよいでしょう。24cmほどの鮎をオトリにセットして瀬を引くと、オトリ鮎は自由奔放に動き回っている。緩い流れではゆったりと、激しい流れでは力強く泳いでいる。今まで九頭龍の激流で生き延びてきた風格さえ感じる。やがてほんの数センチだけ増水して来て、流芯に立ち込むのが辛くなった。余り無理はしたくなかったので、夕方4時過ぎに、釣り下って左岸に戻った。そのまま納竿にして、明るいうちに帰ることにした。今日は大型ばかりが釣れたので、明日のオトリ鮎用に野鮎は残さずに養殖鮎だけをオトリ屋に預けた。

 【 お昼頃の飯島の風景。土曜日なのに釣り人は少ない。 】Photo_7 Photo_8

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